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2023年12月20日
活動報告

12月20日(水)に「第4回 KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」を開催しました。

上市町では、地域内外の連携を通じた地方創生を目指しKAMIICHIチャレンジプロジェクトを推進してきました。

今回はこれまでの活動や今後の展開の共有の場として、12月20日(水)に「第4回 KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」を開催致しました。

「第4回 KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」

【日時】

2023年12月20日(水)14:00~15:20

【場所】

富山県信用金庫上市営業部2階

富山県中新川郡上市町法音寺3

【内容】

  • 開会挨拶
  • KAMIICHIチャレンジプロジェクトについて
  • 活動報告
  • KAMIICHIチャレンジの事業内容について
  • 意見交換・質疑応答

開会挨拶

はじめに上市町産業課 企業支援班 成瀬 徳寿氏に開会のご挨拶をいただき、「第4回 KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」を開会致しました。

KAMIICHIチャレンジプロジェクトについて

KAMIICHIチャレンジプロジェクトの発足の経緯について、G&Cコンサルティング株式会社の取締役である加藤 倫之氏にお話しいただきました。

 

上市町では、令和3年度にサテライトオフィス誘致事業の一環として、都市部企業を視察ツアーに誘致しました。

その中で、地域を想う熱い地域事業者と交流することで、満足度の高い視察ツアーとなりました。

しかしその一方で、都市部企業からは進出する具体的なメリットがイメージしにくいという声もあり、継続的に関わってもらうための理由づくりや具体的な取り組みが必要でした。

 

この課題を解決すべく、G&Cコンサルティング株式会社の「チャレンジプロジェクト」に注目しました。

チャレンジプロジェクトは地域が地域の課題を明確にしたうえで、地域外と連携する関係性を構築しながら、課題解決に資する事業を構想します。

それを推進する主体として、地域内外の連携を重視しつつ、地域課題解決をビジネスを通じて推進するための民設民営の法人を設立します。

 

そのため、上市町では令和4年度に課題解決策を検討する民間主体の“ワークショップ”を実施し、上市町での事業案と地域内企業の連携可能性を探りました。

また、上市町の企業と魅力を知ってもらうための域外企業の“視察ツアー”を実施し、域外企業との関係を強化。

詳しくは下記をご覧ください。

しかしながら、収益の出せる持続可能な事業内容の具体的な検討や、域外企業の進出に伴う事業案の実現に向けた動きが不足していることが課題となりました。

 

この結果を踏まえて、上市町では令和5年度に「KAMIICHIチャレンジプロジェクト」を始動。

具体的な事業内容の検討、実証、都市部企業へのPRを行い、地域課題解決とともに収益性のある事業創出を目指しました。

そして令和5年度の目標は、事業の実施主体となる会社の設立に向けた方向性を決定し、地域課題解決に向けた持続性のある事業創出です。

活動報告

引き続き、KAMIICHIチャレンジプロジェクトの活動報告を加藤 倫之氏にお話しいただきました。

 

「KAMIICHIチャレンジプロジェクト」では5月25日(木)に「第1回KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」を開催して検討委員会のメンバーを募集し、これまで、8名の検討委員会メンバーによって計9回の検討会議を行いました。

これらの会議では、上市町に対する思いの共有や理念・事業の柱・実証事業の検討を行ってきました。

現在は、事業内容の詳細な検討や法人の内容について議論を進めています。

 

さらに、8月末には大阪東京でKAMIICHIチャレンジプロジェクトについて都市部企業向けの説明会を開催し、計22社22名が参加。

まちづくりに資する新規事業の提案が多く寄せられ、参加した検討委員も地域外企業や人材との交流の重要性を再認識しました。

 

その後、9月11月には上市町への進出を検討する企業のために視察ツアーを実施し、計5社5名が参加。

参加者からは、まちなかでの多世代交流の場や上市町の歴史・自然の魅力を発信する必要性が示唆されました。

進出予定の企業からは、KAMIICHIチャレンジとの連携に対する前向きな意見が寄せられました。

 

また、株式会社KAMIICHIチャレンジで行う事業の実証として「地域資源に学ぶツアー」と「ふるさと納税に関する講演会」を実施しました。

「地域資源に学ぶツアー」では、日石寺や立山寺で歴史や自然をテーマにしたツアーと地域文化を体験する機会を設けました。

「ふるさと納税に関する講演会」では、上市町でのふるさと納税の可能性について専門家を招いて講演会を行い、地域内の関係者約30名が参加しました。

KAMIICHIチャレンジの事業内容について

次に、KAMIICHIチャレンジの事業内容について、KAMIICHIチャレンジプロジェクトの検討委員会のリーダーである永井 浩和氏にお話しいただきました。

 

KAMIICHIチャレンジプロジェクトでは「上市の未来をつくる」を理念に掲げ、“上市の場を活かし、上市の人を育て、上市のファンを増やす”ために下記の3つの事業を行います。

1.まちなか(商店街)活性化

西中町商店街を中心に、空き店舗の再生・活用を進め、賑やかな商店街を復活させる取り組みを行い、世代を超えた交流の場を形成し、活気あるまちづくりを目指します。

これにより、“子供も大人もにぎわう未来”を作ります。

2.町のファンづくり

ふるさと納税を活用して、上市町の事業者を支援し、地域の財政を活性化させるとともに、上市町の魅力を広く発信していきます。

これにより、“地域事業者支援とファンづくりで元気な未来”を作ります。

3.人材育成

上市町の自然や歴史を活かした教育プログラムや町内企業での異業種交流を通じて、人材の育成を促進します。

これにより、“未来を担う人づくりと企業連携でつながる未来”を作ります。

意見交換・質疑応答

参加者を4つのグループに分け、意見交換を行いました。

その後、各グループの中で出た質問をグループごとに発表していただきました。

町民はどのようにKAMIICHIチャレンジと関わると良いか。

事業を進めて行く時にすべてがKAMIICHIチャレンジの会社でできるわけではない。

まずはプロモーションやコンテンツづくり、販売など事業としての連携がある。

また、特に人材育成の事業では、地域企業の社員研修でも使えるようにしたいと考えているので、お客さんの立場として応援することもできる。

株式会社にする理由はなにか。

事業をマネタイズして走らせていく時に、限られたメンバーでの意思決定が重要。

それぞれのメンバーが責任をもってやっていくことができるように、資本比率によってしっかりと会社のマネジメントに参画できる。

それぞれの事業はどのようにお金を生むのか。

まちなかの活性化はすぐにはマネタイズが難しい。

補助金なども活用しながら、サブリースなどの形で地域の方々と一緒にまちなかの活性化を進める。

町のファンづくりでは、ふるさと納税の中間管理業者を狙いたい。

中間管理業者の手数料が地域に還元されるように、まちなか活性化や人材育成などマネタイズが難しい分野にお金を回していく。

人材育成では、今ある地域資源を知ってもらうために、まずは小さくとも地域の方々にお客さんになってもらいたい。

検討委員会でどのような目標設定にしていくか、どれくらいのお金を生み出すかを想定しながら株式会社の設立に向けて検討していく。


【問合せ先】

上市町産業課 企業支援班
担当:成瀬、木原

TEL:076-472-1111(代表)
076-472-2519(直通)
MAIL:s.yuuchi@town.kamiichi.toyama.jp

KAMIICHIチャレンジプロジェクトに関するお問合せは
「上市町産業課 企業支援班」まで
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076-472-1111 まで、お気軽に。