上市町では、地域内外の連携を通じた持続的な地方創生を目指し、「KAMIICHIチャレンジプロジェクト」を推進しています。
そこで、2023年11月21日(火)から11月22日(水)の1泊2日で地域外の企業が上市町の地域資源に実際に触れ、KAMIICHIチャレンジプロジェクトでの取り組みについて一緒に考える視察ツアーを実施し、3社3名の方が上市町を訪れました。
今回は、上市町への進出検討企業に対しての視察ツアーの詳細をご紹介いたします。
上市町への進出検討企業に対しての視察ツアーは以下のスケジュールで行いました。
上市駅に集合した後、まずはオリエンテーションを実施し、上市町への進出検討企業に対して視察ツアーのスケジュールや目的を確認しました。
上市町で経営者向け研修を開催する際の地域資源の有効活用を模索するため、実証事業として「地域文化を知るアテンドツアー」を実施しました。
ツアー参加者及び検討委員会メンバーが一緒に地域文化を体験し、日石寺と立山寺についての理解を地域内外の両視点から深め、気づきを共有しました。
大岩山日石寺は真言密宗の大本山として知られ、行基菩薩が大岩川の岩に不動明王を刻んだことが起源と伝えられています。
高さ3.46mの本尊不動明王像のほか四体が凝灰岩の巨岩に半肉彫りで彫り出され、中部地方の最高傑作として高い評価を受けており国指定重要文化財となっています。
今回は上市町観光協会の方にお寺の境内を案内していただき、寺院関係者の指導の下、不動明王を描き写す「写仏」を体験するなど、日石寺の歴史・文化について学びました。
参加した検討委員からは、「大岩には何度も行っており、初詣も毎年行っているが写仏体験は初めてだった。私のように地元にいても知らないという人は多いと感じた」という感想をいただきました。
一方、参加した進出検討企業の方からは、「上市町には魅力となるものが多くある。ストーリーや歴史を上手く発信できれば良い」という意見をいただきました。
眼目山立山寺は建徳元年(1370年)創立されたお寺で、山門前の参道には県指定天然記念物の「とが(栂)並木」が立ち並び、永い歴史を偲ばせます。
上市川の断崖にのぞみ、富山平野から遠くは能登半島まで望むことができます。
今回はエコツアーガイド団体の「トコトコ」に寺院周辺を案内していただき、アロマづくり体験をするなど、立山寺の歴史・文化について学びました。
参加した検討委員からは「ガイドさんがいて新鮮だった。学んだことを自分の言葉で伝えていきたい」という感想をいただきました。
一方、参加した進出検討企業の方からは、「2時間があっという間だった。アロマづくりといった魅力的な体験ができた。一方でガイドさんありきの企画となっているため、より広い層に情報を届けるために持続的に魅力を発信できれば良い」という意見をいただきました。
立山連峰・剱岳のふもとの山里にたたずむゆのみこ温泉。
三百余年前よりこんこんと湧きつづける温泉に身をひたし、季節の地場食材をふんだんに盛りこんだ料理を味わうことができます。
この後進出検討企業と地元企業との交流の場を陽毬で行い、連携イメージやアイデアの共有など、一日を振り返る時間ともなりました。
ライブリード株式会社は、日用品・雑貨・産地直送品など様々な商品を取り扱うネットショップ「カモシカnet」を運営しています。
今回は代表取締役である杉谷 光雄氏に、ライブリードをご案内いただき、地域に対する想いや商品に対するこだわりなどを直接聞くことができました。
KAMIICHIチャレンジプロジェクトで進める事業の一つに「まちなか(商店街)活性化」として西中町商店街を中心とした空き店舗の再生&活用を行い、人が集まる商店街にすることを検討しています。
そこで商店街にサテライトオフィス進出した株式会社アルティネットの常務取締役である永井 浩和氏に商店街の紹介をしていただきました。
今よりも賑わいのあった頃の商店街の様子等を振り返りながら、当時の活気を取り戻すために何ができるのか活発な意見交換がなされました。
上市町への進出検討企業に対しての視察ツアーに参加された皆様は、オブザーバーとして検討委員会にもご参加いただき、地域外企業の立場としてご意見いただきました。
詳しくは以下をご覧ください。
【問合せ先】
上市町産業課 企業支援班
担当:成瀬、木原
TEL:076-472-1111(代表)
076-472-2519(直通)
MAIL:s.yuuchi@town.kamiichi.toyama.jp