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2022年11月18日
活動報告

2022年11月16日(水)~11月18(金)に「上市町への進出検討企業に対しての視察ツアー」を開催しました。

上市町では、サテライトオフィス進出を目指し、「令和4年度上市町サテライトオフィス魅力向上事業」を実施しました。

その一環として、2022年11月16日(水)から11月18日(金)の2泊3日で上市町での視察ツアーを実施し、5社が上市町を訪れました。

今回は、上市町への進出検討企業に対しての視察ツアーの詳細をご紹介いたします。

また、今回は最後に9月に行った視察ツアーの分も含めたアンケート結果を示しています。

ぜひ、「2022年9月27日(火)~9月29日(木)に「上市町への進出検討企業に対しての視察ツアー」を開催しました。」と併せてご覧ください。

上市町の視察ツアースケジュール

上市町への視察検討企業に対しての視察ツアー2回目は以下のスケジュールで行いました。

<上市町視察1日目>

オリエンテーション・サテライトオフィス施設の見学

上市駅に集合した後、まずはオリエンテーションを実施し、上市町への進出検討企業に対して視察ツアーのスケジュールや目的を確認しました。

その後、サテライトオフィス施設「とみしん上市サテライトオフィス」の見学を行い、実際にサテライトオフィスを進出した際のイメージを膨らませていただきました。

視察ツアー1回目でもご紹介しましたが、このサテライトオフィスは雇用創出だけでなく、地元密着型のネットワークを生かし地元企業との交流・ビジネスマッチングや入居企業への伴走支援を通じて、地域課題解決型の事業を展開し地方創生を図ることを目的としています。

既に複数の企業が進出しており、社員のテレワーク拠点など様々な活用が行われています。

地域事業者との意見交換「ライブリード株式会社」

ライブリードは、日用品・雑貨・産地直送品など様々な商品を取り扱うネットショップ「カモシカnet」を運営しています。

1回目の視察ツアーにも参加いただいた企業で、今回も代表取締役の杉谷 光雄氏と意見交換を行わせていただきました。

 

2回目の本ツアーでは、過去にライブリードが開催していたライブコマースのテーマで盛り上がりました。カモシカnetの店長を務めているゆるキャラ「三太(さんた)」と月に2回程度、1時間のライブコマースを開催し、1日に最高8万円の利益を上げていたこともありましたが、次第に同じ人しか訪れない状況になり、売り上げにつながらなかったことから現在はライブコマースを断念。

その話を受け、進出検討企業からは「三太は富山を押し出しているキャラクターのため、ものを売り出してはどうか。三太が県内の農家やメーカーなどと商品開発を行い、フォロワーと一緒に商品を作れるような形で、その様子をライブ配信すると人気が出るのではないか」といった意見が出ており、SNS運用の新たな糸口を探すきっかけとなりました。

その他にも、モデル変更で破棄している商品の再活用や三太マークの考案など親会社との連携なども話に挙がり今回も様々な意見交換を行うことができました。

地域事業者との意見交換「株式会社富山プレート」

富山プレートは銘板の製作を行ってきた会社で、2022 年 8 月には自社ブランド PLATE PICNIC を立ち上げ、プレートの技術とクリエイターのアイデアを掛け算した商品作りをしています。

今回は代表取締役である西島 ことぎ氏と意見交換を行いました。

 

富山プレートはOEMのようなオリジナルグッズを作りたい人やプレートを平面だけではなく立体的に楽しむためにはどのすればよいかを一緒に考えられる人と事業をしたいと考えられています。

商品開発については進出検討企業から、「QRコードをプレートに印字することができる技術を活かして、デジタル名刺での見せる用の名刺として活用できるのではないか」といった意見がありました。

実際に、進出検討企業の一人は見せる名刺を制作しており、配る用とは別に所持することで万が一名刺を切らしてしまった時や、デジタル管理している人への配慮にもなると、名刺の新たな活用アイデアを共有いただきました。

その他、多くの企業とのコラボも検討している西島氏のお話を受け、進出検討企業の伝手で相性が良さそうな同業者を後日紹介することになるなど、今回の視察ツアーにおいて人との繋がりがより広がる機会となりました。

<上市町視察2日目>

サテライトオフィス進出事業者との意見交換 「西日本電信電話株式会社(NTT 西日本)」

西日本電信電話(NTT 西日本)は通信業界で、大手企業の一つです。

今回は、エンタープライズビジネス営業部門長 重森 博史氏、ビジネス営業部 公共営業担当 赤田 航基氏、ビジネス営業部 ビジネス営業推進担当 新実 憲幸氏と意見交換を行いました。

 

NTT西日本が上市町に進出したきっかけは、富山県の東側に支社がなく、顧客獲得のためにオフィスを構えようとしていた時に上市町や信用金庫からサテライトオフィス進出の話があったことです。

現在はまだ拠点扱いですが、これからサテライトオフィス進出企業が増えた際には共創や実証など個別サービスの展開を考えていると、今後の展望についてお話しいただきました。

また、NTT西日本が上市町にサテライトオフィスを進出したメリットは、上市町や信用金庫、地元企業との関係ができ、学校教育でIT教育のサポートやコールセンターとして活用できていることだとお話しいただきました。

地域への活動にも顔を出していただく機会も増えてきており、上市町の担当者が積極的に事業者と繋がる機会を創出することで、様々な連携が生まれるきっかけ作りになっています。

実際に上市町にサテライトオフィス進出を行った企業との意見交換を実施することで進出検討企業の進出イメージを膨らませる機会となりました。

上市町の事業者が考える理想の上市町ワークショップ

「令和4年度上市町サテライトオフィス魅力向上事業」の一環で、計4回の上市町の事業者が考える理想の上市町ワークショップを開催しました。

このワークショップでは、地域事業者等による町の地方創生を推進するうえでの課題の整理と解決策の検討を行い、本視察ツアーではワークショップの締めくくりである第4回目を行いました。

<上市町視察3日目>

城ヶ平山トレッキング

トレッキングとは山歩きのことで、山頂を目指す登山より気軽に行うことができます。

上市町では8か所の山がトレッキングコースとして整備されおり、季節によって異なった自然を満喫できます。

今回は城ケ平山遊歩道で約450mのトレッキングを体験しました。

トレッキング|観光スポット|かみいち旅ネット

昼食 そうめん金龍

金龍のそうめんは黄金のつゆと整えられた麺が特徴で、日本全国からお客様が食べに来られます。

のどごしと歯ごたえの良い麺と厳選素材の出汁のバランスにこだわり、他では味わえない唯一無二のそうめんを楽しめる一品です。

上市町との意見交換、ツアーの振り返り

最後に上市町と意見交換を行い、今回の上市町視察ツアーを終了しました。

進出検討企業からは、「自然が綺麗で、山の景色が素敵な場所だと感じた」「地元企業のフットワークの軽さや行動力があると感じた」「自然豊かだけではなく、高揚が加わった何か表現があれば相手に響くのではないかと感じた」と、地域に関する感想をお話しいただきました。

副町長からは、「上市町の企業は行動力があり、自主性を持っている方が多い」とお話しいただきました。

視察ツアー1回目に引き続き今回の視察ツアーでも、サテライトオフィス施設の見学や地域事業者と進出検討企業との意見交換、地域の食や名所観光等、上市町の地域資源を身近に感じていただいたことで地域の人と繋がるきっかけ作りができたと感じています。

事業の中で町に来てくれた人が地域の人と繋がり、何か事業が生まれ、それが新しく地元企業の活力になるよう、引き続き地域内外の企業の連携サポートを実施いたします。

アンケート

上市町の視察ツアー後にはアンケートを実施し、参加者の満足度やその理由をお伺いしました。

その内容とコメントを視察ツアー1回目の分と併せてご紹介します。

視察ツアー1回目について詳しく知りたい方は、「2022年9月27日(火)~9月29日(木)に「上市町への進出検討企業に対しての視察ツアー」を開催しました。」をご覧ください。

1.今回のツアーは満足できる内容でしたか。

参加者の全員が満足できると答え、満足度の高い視察誘致となりました。

2.その理由は何ですか。

地域事業者や上市町職員との交流や意見交換の機会が満足度につながっていることが見受けられました。

また、最終日の観光的な要素も満足度に繋がったという意見もあります。

3.地元企業との意見交換は満足できる内容でしたか。

8名中5名が満足できると回答し、満足度の高い意見交換となりました。

4.その理由は何ですか。

地域事業者と話ができて、地域の熱量を感じられたことが満足度に繋がりました。

一方で、意見交換の目的がわかりにくかった、突出した企業に絞って話し合いをした方が、視察後に具体的な取り組みが作りやすいのではないかという意見もありました。

5.一番印象に残った地元企業はどこですか。

意見交換の中で具体的な連携可能性を感じられた企業が、参加者にとっても印象に残っていたのではないかと考えられます。

6.今回のワークショップは満足できる内容でしたか。

8名中7名が満足できると回答し、満足度の高いワークショップが開催できました。

7.その理由は何ですか。

「地域の事業者がどのような考えを持たれているのかを知れた」、「具体策があって行動の目処がたった」、「次につながる機会になった」など、地域の事業者と地域のことを検討することで、自分たちには何ができるかを考える機会になったのが、満足度に繋がっていると考えられます。

8.全体を通じて上市町に外の企業(経営者)を誘致するために必要だと思われる点があれば教えてください。

継続した案件等のビジネス機会が必要という意見や地元外事業者も地域の主体となって取り組むことができる環境を求める声があり、企業としてビジネスの視点からも地域に関わる理由が必要であると考えられます。


【問合せ先】

上市町産業課 企業支援班
担当:成瀬、木原

T E L:076-472-1111(代表)
076-472-2519(直通)
MAIL:s.yuuchi@town.kamiichi.toyama.jp

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