つながる にぎわい ささえあう 上市町

上市町では、令和４年度に地域内外の事業者と上市町の理想の将来像やその実現に向けた構想を固めて参りました。

そして、令和５年度は、構想した事業の実装に向けて、具体的な検討と実証を進めます。

そのための検討を行う場として、「第1回 KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」を2023年5月25日（木）に開催致しました。

「第1回 KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」

【日時】

2023年5月25日（木）10:30-12:00

【場所】

富山信用金庫上市営業部2階
富山県中新川郡上市町法音寺３

【内容】

• 開会挨拶
• 事業趣旨説明
• 昨年度の取り組みと今年度の取り組みの紹介
• 事業実装に向けて専門家による講演
• スケジュールの説明

開会挨拶・事業趣旨説明

はじめに上市町副町長の小竹 敏弘氏に開会のご挨拶をいただき「第1回 KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」を開会いたしました。

その後、本事業の趣旨について上市町産業課 企業支援班 成瀬 徳寿氏からお話をいただきました。

本事業は、昨年度の発表会で検討した「まちの理想の将来像やその実現に向けた構想の事業実証」に向けて、具体的な検討と実証を進めていきます。

昨年度の取り組みと今年度の取り組みの紹介

次に、G&Cコンサルティング株式会社 取締役の加藤 倫之氏から、昨年度の取り組みと今年度の取り組みの内容をご紹介いただきました。

昨年度、上市町では上市町の理想の将来像を描き、その将来像を実現するための構想を検討する民間主体のワークショップを開催しました。

昨年度の事業を通し、構想を掲げるも「収益の出せる持続する事業内容に関する具体的な検討」と「域外企業の進出を伴う事業案の実現に向けた動き」が課題であると考えられます。

そこで、本年度ではこれらの課題解決策として「KAMIICHIチャレンジプロジェクト会議」を行い、以下のことに取り組みます。

• 具体的な事業内容の検討
• 事業の実証
• 都市部企業へのPR

これらを行うために、参画されている皆様の合意形成を図る”全体会議”と、具体的な事業の検討と実証を行う”検討委員会”という2つの会議体を組織し、具体的な事業と実施体制を検討します。

本事業は、上市町における新しい事業の創出と事業実施主体の構築に向けた方向性の決定を目指します。

事業実装に向けて専門家による講演（G&Cコンサルティング株式会社　代表取締役 藤村 雄志氏）

はじめに藤村氏の自己紹介と地方創生との出会いをお話しいただき、以下の内容についてお話しいただきました。

事業（ビジネス）を通じた地方創生

G&Cコンサルティング株式会社では以下の3地域で事業を展開しています。

• 奈良県五條市
• 徳島県美馬市
• 山口県宇部市

各地域にて、地域内外の方が連携し、事業を通じて地域課題を解決していくための合弁会社（チャレンジ法人）を設立し、持続的な地方創生に取り組んでおります。

奈良県五條市の株式会社GOJOチャレンジでは、地域の若者が一度地域を離れて戻ってこないという地域課題を解決するために、愛郷心を育むためのふるさと学習を行う教育事業。

徳島県美馬市株式会社MIMAチャレンジのでは、町並み一体型ホテルプロジェクトとしてエリアマネジメント事業とサテライトオフィス誘致を実施。

このように民設民営で地域内外の方と連携して設立するチャレンジ法人で、ソーシャルビジネスを通じて地域課題の解決を図っています。

今求められる「官民連携」、「民民連携」

地方創生を行うには行政と企業の官民連携だけでなく、企業同士の民民連携も必要です。

地域外と連携するためには地域に呼ぶのではなく、地域の連携で生まれた構想に対して他の地域から企業や人を呼び込むことが重要です。

この地域内外の交流のハブになるのがチャレンジ法人。

チャレンジ法人の設立により、以下のような流れで地域における「ヒト」と「カネ」の新しい循環を創造します。

1. 地域を舞台にした議論が「ヒト」の流れを生み出す
2. 法人設立に向けて共感に基づく「カネ」が動く
3. 法人の稼働にともなって「ヒト」と「カネ」が循環する

チャレンジ法人を設立する前に誰がどのように関わるかを定め、みんなが同じ方向を向くことが大切です。

そのために、地域で関係をつくり、課題を絞り、事業を構想する必要があります。

昨年度までの取り組みで、関係を作り課題を絞ることができたため、本年度の上市町では「事業を構想する」ことに取り組みます。

今年度は「官民連携、民民連携の事業を通じた持続的な地方創生を推進」を目標に事業に取り組んでまいります。

参加者からの質問と回答

実際の取り組みの中で苦労した点はなんですか。

五條市では民間企業のみで走り出したことで、行政の支援がほぼありませんでした。

また、一緒に取り組んでいる地域の企業経営者の事業承継問題があります。

事業承継した若い経営者をどう巻き込むかが課題です。

五條市の取り組みを通じ様々な方が参画するようになりましたが、みんなで同じ方向を向き地域の課題解決に取り組む必要があります。

長期的な事業であるため、連携協定などを結ぶことが必要ではないですか？

五條市では民間企業主体で行っているため、あまり影響されませんでした。

美馬市では、これまで連携協定を結ぶための働きかけを自治体にしたことはありませんが、昨年連携協定を結びました。

その結果、役所の方々が動きやすくなったということは伺いました。

検討委員会の募集

現在、検討委員会のメンバーを募集しています。

ご希望の方は6月7日（水）までにお申込みください。

KAMIICHIチャレンジプロジェクト検討委員会 申込フォーム

今後のスケジュール（予定）

今後は、全体会議を2ヶ月に1回、検討委員会を1ヶ月に1回のスケジュールでKAMIICHIチャレンジプロジェクト会議を進めてまいります。

また9月と11月には、地域外企業の現地視察も予定しています。

• 第1回全体会議 　　　　　　　 5月25日（木）
• 検討委員会メンバー募集〆切　 6月7日（水）
• 検討委員会の決定　 　　　　   6月8日（木）
• 第0回検討委員会　　　　　　  6月16日（金） ※オンライン
• 第1回検討委員会 　　　　　　 6月21日（水）
• 第2回全体会議　 　　　　　　 7月19日（水）
• 第2回検討委員会 　　　　　　 7月19日（水）
• 第3回検討委員会 　　　　　　 8月23日（水）
• 第3回全体会議 　　　　　　 　9月20日（水）
• 第4回検討委員会 　　　　　　 9月20日（水）
• 地域外企業の現地視察　　　 　9月19日（火）〜20日（水)
• 第5回検討委員会 　　  　　　 10月18日（水）
• 第4回全体会議 　　　 　　　  11月22日（水）
• 第6回検討委員会　　　　　　 11月22日（水）
• 地域外企業の現地視察　　　   11月21日（火）〜22日（水）
• 第7回検討委員会　　　　　　 12月20日（水）
• 第5回全体会議　 　　 　　　　 1月24日（水）

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【問合せ先】

上市町産業課 企業支援班
担当：成瀬、木原

T E L：076-472-1111(代表)
076-472-2519(直通)
MAIL：s.yuuchi@town.kamiichi.toyama.jp