
上市町の持続可能な地方創生を目指すKAMIICHIチャレンジプロジェクトでは、西中町商店街周辺の空き家、空き店舗の活用などによる賑わう上市を目指す「まちづくり」に取り組んでいます。
今回、その一環として、町内でのまちづくりの取り組みを共有するとともに、県内の事例からまちづくりを学ぶシンポジウムを開催しました。
当日は約80名の方にご参加をいただき、富山県内のまちづくりの事例から、今後の上市町の未来について考える機会となりました。
【日時】
2025年12月15日(月)18:30~20:30
【会場】
上市町まちなか交流プラザ「カミール」 4階ホール
〒930-0334 富山県中新川郡上市町西中町11
【参加者】
81名(登壇者・事務局含む)
【プログラム】

はじめに、上市町副町長である小竹様よりご挨拶をいただき、「上市まちづくりシンポジウム」を開会いたしました。

続いて、G&Cコンサルティング株式会社の取締役である加藤様より、本シンポジウムの趣旨をご説明いただきました。
まず、KAMIICHIチャレンジプロジェクトの概要やこれまでの具体的な取り組みについて説明をいただきました。
現在、上市町内で高まりつつある「まちづくり」の機運をさらに加速させるためには、町全体で将来像を共有する必要があること、そして、県内の先行事例や有識者による議論を通じ、参加者の皆様が「自分にできる一歩」を見出すきっかけとしていただきたい、という本シンポジウムの目的について説明いただきました。
続いて、町内でまちづくりを実践されている2名の方より、現在の取り組みをご報告いただきました。

株式会社KAMIICHIチャレンジの代表取締役である中田様にお話をいただきました。
自身の原体験に基づく上市町への想いや、プロジェクトの活動実績、そして、今後の展開についてお話しいただきました。

カミノイチ運営委員会の伊東様にお話しいただきました。
空き家・空き店舗を活用した「カミノイチ」の概要や運営の変遷に加え、活動を通じて地域に「みんなごと」の輪が広がっている現状についてご紹介いただきました。
続いて、県内各地でまちづくりに尽力されている3名の方にご登壇いただき、それぞれの地域での知見を共有いただきました。

一般社団法人とやまのめの代表理事である中谷様にお話をいただきました。
活動におけるこれまでの苦労や工夫に加え、20年後の地域を支える担い手を育てるための「学校づくり」への想いについてお話しいただきました。

一般社団法人ばいにゃこ村の代表理事である樋口様にお話をいただきました。
「挑戦×関わりシロ」によるエコシステムの考え方や、大人が挑戦する姿を見せることが子供たちの夢に繋がるという活動理念についてお話しいただきました。

一般社団法人ジソウラボの代表理事である島田様よりお話をいただきました。
井波地域の歴史を背景とした「人材の源泉」を作る考え方や、多業種・多様なメンバーが連携する組織の強みについてお話しいただきました。

最後にパネルディスカッションを行いました。
事例紹介でご登壇いただいた下記4名の皆様にご登壇いただき、ファシリテーターはG&Cコンサルティング株式会社の加藤様が務める形でパネルディスカッションを進行しました。
「ビジョンの重要性」「地域内外の連携」「今後の方向性」をテーマに、それぞれの知見に基づいた活発な意見交換が行われました。

参加者の皆様からは、「各地の多様な考え方を知り、多くの学びを得られた」「継続的な活動に向けた収益確保という現実的な課題に気づかされた」といった感想をいただき、今後、積極的にKAMIICHIチャレンジプロジェクトに関わりたいという意見もあり、大変満足度の高いシンポジウムとなりました。
【問い合わせ先】
上市町産業課 企業支援班
担当:成瀬、前川
TEL:076-472-2519(直通)
MAIL:s.yuuchi@town.kamiichi.toyama.jp